黒歴史(ダークヒストリー)を開帳せよ。記憶のパンドラには希望一つ残らん

最近中二力が減っている気がする。
ドロシー>それって中二病から脱却しつつあるって事でしょう?良い傾向じゃない?
いいわけないじゃないですか!私から中二を取ったら何が残るんですか!
ドロシー>悪臭。
蛍>ゴミ。
そうですよ!私から中二を取ったら何も残らな、
 
 
 
今何かとてもスルーできないけど触れてしまっていいのかわからないレベルの悪口を言われた気が
 
 
カオスちゃんねる : 第陸回 ゾッとするほど中二病が考えたっぽい武器名書いた奴が優勝
 
そんなわけで毎度おなじみ中二武器大会も今回で第陸回目と相成ったわけでございます!よくよく考えたらこんなイベントがここまで長く続くとは思いませんでしたねえ!毎回痛い半分カッコいい半分で見ていますよ!存在を知ったのは前回大会からですが!
蛍>皆様よくもまあここまで妄想が膨らむ物ですよねー。しかしいつみても第二回覇者の「侘助」が異彩を放っておりますです。
さすがは漫画家、といったところですかねえ!他の優勝作品は宇宙やら神やら天使やら悪魔やらとやたら壮大だったり強烈なファンタジー設定を使ったりしている中「侘助」だけは非常に簡潔かつコンパクトに設定をまとめてますからねえ!コンパクトだからこそ読み手の想像力が働くんでしょうねえ。私もあれくらいの中二力がほしいもんですよまったく!
ドロシー>いや、漫画家として進行形で動いている人間に対して中二病って言うのは褒め言葉としてどれ位成立するのかかなり怪しい気もするし、そもそも中二力を無理に高めるとかしても使い所もないし正直周りから引かれるだけだからあまりそこまでひけらかす物でもないと思うのだけれどね。
そんなことぁないっすよ!中二はいいものですぜ?物書きなら誰もが中二スピリッツを持っているはずですし、第一こうやって大会という形でいっぱい人が集まっているじゃないですか!
ドロシー>大勢集まったんじゃなくて、集まったから大勢に見えるだけであって未だに中二がマイノリティである事には変わらないと思うわよ?物書きが誰でも、と言ってもそれは作品の種類によってよりけりだし。
相変わらずお堅い考えでらっしゃいますなあ。やっぱり中二は嫌いっすか?
ドロシー>正直、あまり付き合いたい話題とは言えないわね。
ほうほうほうほう。キッパリ言いなさいましたねえ?自分は完全に中二を否定する立場だと思い込んでおられますねえ?無縁だとお思いですねえ?
ドロシー>何よ、どう言う脅しよ?喧嘩売ってんの?
私は何の他意もありませんよーwwwあるのは純粋な欺瞞心だけですぜwww
時にドロシーさん、そう言えば傍らによく鎌が置いてありますよねえ。それもとびきりでかい大鎌。
         ↓コレ

ドロシー>ああ、これ?これが何?
それ、ちょっと貸してくれませんかね?すぐ返しますんで。
ドロシー>はあ……いやまあ別にそうそう使う物でもないから別に良いけれど。
どうもどうも。うん、やっぱり設定した通り、見た目より軽い。
ドロシー>え?
あれ、やっぱりドロシーさんご存じなかった?ですよねえwwwブログでのドロシーさんのキャラとしては知っているべきでは無いですしwww
 
 
 
よしわかった、説明しよう。
蛍>何でルシフェルやねん。
 
 

ナナシ(七死大鎌)
 
読んで字の如く、無銘の大鎌。
正確には「無銘」と言う銘を持っているのに近く、名剣や名刀と言った刻まれた銘や呼ばれた名が象徴とされる物とは違い「銘が無い」と言う事がこの鎌の象徴である。
名前が無い=正体が定まっていない為、本来は形の定まらない概念的な武器であり、この武器と契約した持ち主が形を想像し魔力を込める事で初めて実体を得る。
名のある武器と言った物は名前が刻まれるによって武器そのものの概念と存在を決定し、それを器に逸話や伝説等を能力を付加していくのだが、「ナナシ」は性質上、知名度や神性と言った名に付加されるべき能力等が皆無に等しい為、より独立した、或いは上位の概念で構成されている相手には相性が悪く、これに対しては持ち主の魔力のみで断ち切るしかない(概念級の敵に対しては名前が無い=存在しないのと同義になる為)。
しかし長く使い続ける事で新たな銘が刻まれる可能性もあり、実際に現在の持ち主はこの武器の銘を「七死」と呼ぶ事で不安定ながら新しい武器として成立しつつある。
やはり名無し故、固有の必殺と言える一撃や技は持ちえないものの、「七死」としてこの武器を一時的に存在を固定する事で銘になぞらえた「一瞬の内に敵を七度刻む」や、「一太刀で七倍の傷を負わせる」等の芸当が可能。しかし、年月の経過や高度な魔術等の工程を使わずにその場でナナシに銘を刻むのは即ち「無い」と言う概念を無理矢理「有る」と言う概念に変える、ナナシと言う存在を根本から作り変える事と同義であり、「七死」の攻撃を実現させるだけでも多量の魔力を必要とする。

 
 
っていう武器なんだよー。あんたこんな得体のしれないもの持ち歩いてたんだよー。つーかなんでそんなもん持ってるんだよー。
ドロシー>いや別に好きで持ってた訳じゃないし!気付いたら持ってた的な感じだったし、って言うか今まで知らなかったし、寧ろ何で私が持ってるのか私自身が一番知りたいわよ!
蛍>いつの間にか手に持ってたとか何で持ってるのか自分でも分からないとか主人公っぽくて良いじゃないですかお嬢様w
やーい意味も分からず日常生活で鎌持ち歩いてる中二女ーwww
ドロシー>こいつら全力で馬鹿にしてる!何これ恥ずかしい死にたい!
いいですねえこの優越感!ドロシーさんをコケに出来るのは生涯でこの一度かもしれませんね!
ちなみに同種の武器をドロシーさんの兄貴さんもご所持しているっつー設定もあります。兄妹で同じもの振り回してるんですねえ。
蛍>えっ、お嬢様ってお兄様がいらしたんですか!?
ドロシー>いやだからそんな設定聞いてないし!
いいですねえいいですねえ、いい感じに調子に乗ってきたのでほかにも色々使い道のなかった中二武器でも蔵出ししてしまいましょう!
 
 

真理神判・絶対鉄槌(ジャッジ・オブ・ゴッドハンマー)
 
パワー級以上の天使のみが持つ事を許される、荘厳な装飾が施された純白の鉄槌。
武器としては素晴らしい物であるがそれ以外の特別な付加能力はなく、あくまで神罰を下すと言う表現の為に作られた儀礼的装備としての意味合いが強い。

 
 
これ単品では何の変哲も中二らしさもないただの武器でございますが、別に武器一個に一つの設定をつかえとはだれも言ってませんでして、やっぱり武器にもストーリーが必要ですよねっつーことで次の武器ですよ。
 

逆理審判・不当鉄槌(ジャッジ・オブ・ハンマープライス
 
「真理神判・絶対鉄槌」を模して作られた、豪奢な装飾が施された黄金の鉄槌。
装備者への攻撃を無効化する結界空間「棄却法廷」を展開し、「買収陪審」と呼ばれる11体のゴーレムを護衛として召喚する能力を持つ。
法廷内であればほぼ無敵とも言える能力があるが、この武器は魔力の代わりに常に金銭を食らうと言う厄介な特性があり、特に法廷と陪審員を召喚する際には莫大な金額を奪われる事になる。
余程の富豪でなければこの武器を満足に稼働させる事は困難であり、またこれと対峙した際に必要なのも強力な武器ではなく金に左右される。
と言うのも、この武器は常により多い財産を持つ者に寄る習性がある為である。
不当鉄槌に対して持ち主よりも大量の金額を提示すれば「棄却法廷」は解除され、また「買収陪審」も持ち主に対し反逆する様になる。
故にこの武器を持った者と戦う光景は戦闘と言うより相手よりも多くの財産を払って競う、言わば競売に近い状態となる。
ちなみに不当鉄槌その物の武器としての能力は欠陥品レベルであり、豪奢な装飾が邪魔となって通常の大槌よりも非常に貧弱である。

 
 
本物より厄介な偽物っつーのも面白いかなあと思って出来た大富豪専用兵器みたいな一本。存在そのものがひねくれた発想で出来上がってますね。
蛍>世の中カネ、って事ですねー。
剣と魔法のファンタジー!とかの世界観にこの武器を持ち出した日にゃぁもうしょっぱい戦場になること間違いなしですぜ。剣も魔法も関係ねえルールで戦う羽目になりますからね。次!
 
 

連装銃砲・暗殺凶弾
 
黒く直線的で角ばったバレルを持つリボルバー。シングルアクション。重さと言う物が全く無く、持ち主の魔力を弾丸にする上に一発に使用される魔力の量も非常に少ない為、魔術師が持てば弾数は実質的にほぼ無尽蔵。また魔術防壁を無視する為物理的防御が無い相手は直撃すれば即死と言う法外な能力を持つ。
この銃の正体は、本来当たっても軽傷で済むガンド(ルーン呪術。所謂「指差し」によって相手を呪う)を人を殺害するレベルまで昇華した結果、一個の武器として形を持った物。名の通り暗殺のみに適応しており、本来の魔術名を「連葬呪法・暗殺教団」と呼ぶ。
人を殺す事のみに特化した結果「人以外は殺せない」と言う弱点があり、そもそも生命ではないゴーレムや機械系統は勿論、精霊や亡霊等のアストラル体は言うに及ばず、極端な話、ネズミ一匹すら殺せない。その為対人戦においては絶大な効果を持つものの魔獣討伐や悪魔祓い等と言った人外相手への作戦の中では全く意味をなさない。
大戦時に用いられ多大な戦果を挙げたが現在はその危険性から協会、または政府の機密機関等によって厳重に封印されていると言われているが詳細は不明。近年発生した連続殺人は犯人がこれを持ち出したのではないかとまことしやかに噂されている。

 
 
今回の記事の為にわざわざ用意した秋の新作でございます。暗殺教団といえば今放送されてるFate/zeroのハサンこと\アッサシーン/が話題ですねえ。そもそもこの武器の設定や世界観が型月に強い影響を受けてる感がバンバンですね。
蛍>ガンドとか魔術師とか、魔術であって魔法とは絶対に記述しなかったりとか、結構見ればわかりやすい感じに影響受けてますねー。と言うか、わざわざ記事の為に一々新作作るとか暇な感じですねご主人様。
妄想するのも簡単じゃないんだよ!家の中で考えても全然思いつかなくて買い物しにちょっと外でたらまあ頭回るね!体動かしたほうが結構思考できるもんだね!スーパーで値引き商品見てたら思いついたよ!
蛍>買い物しながら何考えてるんですか……
ところでドロシーさんはどうしました?さっきから全然姿見ないんですが。
蛍>ああ、何か分からないすけど自分が中二キャラだった事に相当ショック受けたみたいですよー?パペットマンみたいな顔してトイレに入っていくのを見ましたけど、今は触ってあげない方が良いかとー。